リバプールが3年間で510億円補強も無冠の理由 ロジャース前監督が諸悪の根源「移籍委員会」に恨み節

オーナー、CEO、スカウトが補強を決定 監督の意見は…

 昨年10月にリバプールの監督を解任されたブレンダン・ロジャース氏が、名門復活を妨げる諸悪の根源とも指摘される「移籍委員会」に不満を爆発。希望通りの補強ができなかったと恨み節を披露している。英地元紙「テレグラフ」が報じている。

 リバプールOBで現在解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏でさえも、リバプールの「移籍委員会」については苦言を呈するほど悪名高いものだった。委員会はリバプールのオーナー企業であるフェンウェイ・スポーツ・グループ社長のマイク・ゴードン氏、リバプールCEOのイアン・エアー氏とスカウト陣3人によって組織され、選手獲得時にはロジャース氏を含めた6人の話し合いよって最終決定が下される運びとなっていた。だが、実際には指揮官の意見は全く聞き入れられていなかったという。

「あのクラブでのトランスファー・モデルはほかのクラブとは少し異なっていた。(自分が)欲しいと思った選手は獲得リストに入らず、他の選手を獲得しなければいけなかった。例えば左サイドバックが欲しいと思っても、欲しい選手は来なかった。あのグループ(移籍委員会)にとって、ベストな選手を連れてくる必要があった」

 昨年10月に成績不振からドイツ人の名将ユルゲン・クロップ新監督にバトンを渡した北アイルランド人指揮官は、自身の希望が委員会に打ち消されていたと主張。とんでもないリバプールの補強方針の実態を暴露した。

 

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