エジル、今冬に中東から“巨額オファー”も… アーセナル側が放出拒否と英紙報道
移籍市場の最終日にカタールから「潤沢な金額によるオファー」が届く
アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルは、冬の移籍市場の最終日に中東移籍となる可能性があったという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
欧州における冬の移籍市場は1月31日にクローズとなったが、その最終日にエジルに対してはカタールから「潤沢な金額によるオファーが届いた」という。実際に、エジル側はそのオファーを受け入れる準備があったともした。
一方で、このギリギリのタイミングでクラブ間交渉オファーを受ける形になったアーセナルは、「代替選手を確保する時間的な余裕がなかった」として、エジル放出のオファーを拒否。移籍は実現しなかったという。
エジルに関しては、今季に入ってからウイグル人を「迫害に抵抗する闘士たち」と呼び、政治的な問題を抱える中国から大きな批判を浴びた。クラブは「政治とは無関係である」としてこの騒動から距離を置いた。エジルはトルコ系でイスラム教徒であり、この問題に対して中国を批判する立場でSNSの投稿などを行っていた。
その結果、中国でのサッカーゲームから削除されるなど、ピッチ外でもやや騒がしいシーズンを送っている。そうしたなかで中東移籍には前向きになった模様だ。クラブ間交渉オファーが数日早ければ、カタール行きが実現していたのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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