神童ムバッペのレアル移籍は既定路線? 現地紙が持論「アザールの辿った道と似てる」
ペレス会長やレアル幹部は静観の構えを見せるなか、ムバッペ自らレアル行きを選ぶか
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、常々その去就が注目されている。そのなかでレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が積極的に獲得へ動かなくても、ベルギー代表MFエデン・アザールのように「最終的にはレアルにたどり着く」と見られていると、スペイン紙「AS」は持論を展開した。
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昨季リーグ戦29試合33得点を記録したムバッペは、バロンドール受賞候補の1人にノミネートされ、最終的に6位入賞。昨年12月にはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」の選ぶフランス人年間最優秀選手に史上初となる2年連続で輝くなど、PSG加入後は目覚ましい活躍を見せている。
かねてから、憧れでもあった同胞のジネディーヌ・ジダン監督の下でプレーすることを希望しているとされ、レアル行きの可能性が指摘されてきた。最近ではメディアを介して、レアルやマドリディズモに言及し、将来的な移籍を匂わせるような発言をしている。
また、レアルには現在DFマルセロ、MFカゼミーロ、FWヴィニシウス・ジュニオールら計6人のブラジル人選手が在籍しているが、ムバッペは複数のインタビューで「ずっとブラジル人のプレーの仕方が好きだった」とコメント。特にヴィニシウスとはバロンドール授賞式の会場で仲を深め、インスタグラムを通じていい友人関係を築いている様子だ。
レアルではヴィニシウスのほか、ジダン監督もムバッペに称賛の言葉を送っており、多くを語らないはずのスペイン代表DFナチョも「ムバッペはトッププレーヤー。他のクラブの選手の話をするのは好きではないが、もし彼が私たちに“サイン”を送っているのならば、我々はそれを受け取るよう注意しなければならない」と語るなど、神童加入に向けて歓迎の姿勢を示している。
記事によれば、レアルのペレス会長はPSGと良い関係を築いているため、ムバッペ獲得に向けて積極的な動きをするつもりはないという。レアル幹部も、ムバッペが自らマドリードへの扉を開くことを傍観している状態で、一部からは「アザールのたどった道と似ている。最後はここに来るだろう」と考えられていると報じている。
果たして、ムバッペは“白い巨人”のユニフォームを着ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)