「僕がファンでも怒る」 ユーベDFが自身への批判に理解、C・ロナウドに学ぶ姿勢とは?
今季ユベントスに加入した20歳DFデ・リフト 自身への批判は「当たり前のこと」
ユベントスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトは、今季から加入したビッグクラブで完全にレギュラーの座を手中に収めた。イタリア紙「トゥット・スポルト」に対し、批判を集めたシーズン序盤のパフォーマンスについて「僕がファンでも怒る」とコメントしている。
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デ・リフトは昨季、オランダの名門アヤックスの主将としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での4強進出に貢献。今季開幕を20歳で迎えるという年齢もあってビッグクラブによる争奪戦となったが、最終的にはユベントスへの加入が決まった。
しかし、加入当初はミスで失点に絡む場面が相次いだ。現地メディアでは「7500万ユーロ(約91億円)の価値はない」と厳しい批判にさらされたが、デ・リフトはその時期について「当たり前のこと。すべてが当たり前のことだと言える。もし僕がファンの立場で、あのミスが続いた時期を目にしていたのなら、怒っていると思う。ただ、最初の6カ月が過ぎて、試合ごとに向上できていると思う」と話した。
そうした批判に向き合う姿勢は、チームメートになったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドから学んだ部分もあるようだ。デ・リフトはロナウドについて、「彼は素晴らしい選手であるけど、数カ月前までかなりの批判にさらされていた。しかし、彼は結果でそれを黙らせることができた。あまり良くない時期から立ち直り、曲がることなく自分を貫けるのが素晴らしいのだと思う」と、世界最高峰のスターを間近で見ての印象を語っている。
ユベントスのセンターバックでは、長年チームを支えてきたイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが長期離脱となり、デ・リフトは想像以上に早く安定的な出場機会を得たと言える。近い将来、世界最高のセンターバックの称号を手にする日も予見される若きオランダ人DFは、“守備の国”の絶対王者でどれだけの成長を見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)