好調レアル、公式戦17試合無敗と上昇気流 久保所属マジョルカ戦以来負けなし
カゼミーロが2ゴールの活躍、セビージャ戦で2-1と勝利して約3カ月間無敗
レアル・マドリードは現地時間18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第20節セビージャ戦で2-1の勝利を挙げて、暫定首位へと躍り出た。ブラジル代表MFカゼミーロが2ゴールを挙げる大活躍を見せたなか、スペイン紙「マルカ」によるとチームは約3カ月間無敗と上昇気流に乗ってきたとしている。
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この日の試合前にはサウジアラビアで開催されたスペインスーパー杯がキャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがお披露目されるなど、本拠地サンチャゴ・ベルナベウの祝福ムードの中でキックオフされた。
試合は昨季レアルの序盤戦を率い、解任されたフレン・ロペテギ監督率いるセビージャが巧みな守備ブロックを敷き、30分にはそのセビージャがCKからDFルーク・デ・ヨングがヘディングシュートを決めたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって直前のファウルを取られて得点が取り消された。
判定に救われた形となったレアルは後半14分、セルビア代表FWルカ・ヨビッチとのパス交換からペナルティーエリアに入り込んだカゼミーロが、巧みなループシュートで先制点を奪い取る。その5分後にルーク・デ・ヨングに前半のお返しとばかり左足シュートを叩き込まれて1-1の同点に追いつかれたものの、24分には再びカゼミーロがMFルーカス・バスケスのクロスを頭で叩き込み、勝ち越しに成功した。
その後何度かのチャンスは決めきれなかったものの、しっかりと逃げ切ったレアル。同紙によるとこの勝利で公式戦無敗記録を「17」に伸ばし、リーグ戦でも7勝4分と安定した成績を残している。直近で敗れたのは10月19日、日本代表MF久保建英を擁するマジョルカ戦(久保は後半途中から出場)の0-1という戦績からも安定ぶりが見て取れる。
同紙は「セビージャ戦の勝ち点3はキケ・セティエン新監督が率いるバルセロナに圧力をかけた」と、19日にグラナダ戦で新体制初戦となるバルサに先んじたことにも触れている。第2次ジネディーヌ・ジダン体制は、後半戦に向けて勝負強さに磨きがかかりつつあるようだ。