イニエスタは「神戸で引退したい」 母国イベントで明言「今はまず選手として出し切りたい」
バルセロナ市内のイベントで未来を語る 「バルサにはいつか戻りたい」
天皇杯で初優勝を飾ったヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはスペインで束の間の休暇を過ごしており、バルセロナ市内のショッピングモールで行われたイベントに参加した。そこで行われた記者会見で、「ヴィッセル神戸で引退したい」とコメント。日本で選手としての人生を全うすると宣言した。
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元日に行われた天皇杯決勝の鹿島アントラーズ戦に先発したイニエスタは後半43分までプレーし、巧みにゲームを組み立てて2-0での勝利に貢献。神戸に初タイトルをもたらすとともに、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得した。
シーズン最後に栄冠を勝ち取ったイニエスタはスペインに帰郷し、束の間の休暇を過ごしている。そんななか、バルセロナ市内のショッピングモールで行われたイベントに参加。そこで行われた記者会見でイニエスタは、元同僚のシャビ監督が率いるアル・サッドとACLで対戦する可能性について聞かれ、天皇杯優勝後にシャビ監督と話したことを明かした。
「天皇杯決勝後に話したよ。ACLの出場権を得られるとは思ってもいなかったけど、この冒険がどうなるか見ていてほしい。ACLに出場できるのは素晴らしい出来事。彼にとっても素晴らしいことになることを願っているよ」
続けて、シャビが引退して監督業を始めたことを受け、イニエスタは自身の今後について語っている。
「ヴィッセル神戸で引退したい。(契約の切れる)1年後、もう1年現役を続ける力が残っているかは分からない。その後、指導者の道へと進むというのは魅力的だ。バルサにはいつか戻りたいと思っている。なぜなら、バルサは僕の人生だからだ。ただ、今はまず選手としての最大限を出し切りたいね」
現行の契約は2020年シーズンいっぱいまでとなっているイニエスタだが、神戸で現役引退する意思を改めて明言。世界屈指の名手は、そう遠くない未来にJリーグでそのキャリアを終えることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)