「異常に難しい一撃」 クロース、不意打ちの“瞬発的CK”の反響拡大「最もスペクタクル」

スペイン・スーパーカップ準決勝で直接CK弾を決めたクロース【写真:AP】
スペイン・スーパーカップ準決勝で直接CK弾を決めたクロース【写真:AP】

バレンシア戦で決めたクロースの直接CK弾が話題に「アーノルドよ、俺のほうが上だ!」

 レアル・マドリードは現地時間8日、サウジアラビアで行われたスペイン・スーパーカップ準決勝でバレンシアと対戦し、3-1の勝利を収めた。この試合でドイツ代表MFトニ・クロースが決めた不意打ちの直接コーナーキック弾の反響が英国内でも拡大している。

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 スコアが動いたのは前半15分だった。レアルが左CKを得ると、キッカーを務めるクロースは、相手GKジャウメ・ドメネクが味方のマークを確認するためにゴールマウスから少し離れた瞬間を見逃さなかった。瞬時に、右足を振り抜くと、鋭い軌道を描いた一撃がゴール手前で急カーブを見せる。不意打ちに気がついたドメネクが慌てて戻ってセーブを試みるも、ボールはネットを揺らした。

相手守備陣の不意を突くクロースの直接CK弾に英メディアも注目。英紙「ザ・サン」は「最もスペクタクルなスタイル」と表現し、「異常に難しい一撃」と称賛。英メディア「GIVE ME SPORT」は「信じられない瞬発的CK弾」と見出しを打って報じると、「彼は蹴る瞬間にこのように考えていただろう。『アーノルドよ、俺のほうが上だ!』」と、CKの名手として知られるリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを引き合いに出している。

 英メディア「スポーツ・バイブル」も「たった数歩から凄まじい右足の一撃を炸裂」と取り上げている。5年にわたって白い巨人の司令塔を担っているクロースは今年で30歳を迎えたが、その正確無比なキック精度は衰えることを知らないようだ。

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