「なぜクロップが熱望したのか納得」 南野の初陣を海外記者評価「イラつかせるのを怠らない」
ダービーマッチでデビューの南野、無得点に終わるも献身的なハードワークを披露
リバプールは現地時間5日、FAカップ3回戦でエバートンと対戦し、1-0で勝利を収めた。1月1日付けで加入した日本代表MF南野拓実は移籍後初先発を飾り、本拠地アンフィールドでデビュー。ノーゴールで後半25分に交代したが、海外記者は日本人アタッカーについて「クロップが獲得を熱望したのか納得」と献身的なプレーを評価している。
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昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたリバプールは、今季のプレミアリーグでも1試合消化が少ない状況で2位レスターに勝ち点14差をつけて首位を独走。文字通り“黄金期”に突入しているなか、今冬の移籍第1号として南野が加入した。
リーグ規定により、2日に行われたプレミアリーグ第21節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-0)は出場不可でスタンドから試合を見守ることになったが、伝統的な“マージーサイド・ダービー”でデビューを飾ることになった。
リバプールは過密日程を考慮し、主力の大半を休ませ2軍を起用した一方、エバートンはほぼベストメンバーをピッチに送り出した。南野は4-3-3システムの最前線で出場。試合序盤から果敢にハイプレスをかけるも、なかなか思うようにパスが回ってこない展開が続く。
そんななかで迎えた前半34分、左サイドからのベルギー代表FWディボック・オリギからのクロスにジャンピングヘッドで合わせようと試みるもあと一歩届かず、移籍後初ゴールとはならなかった。後半に入っても南野は献身的なハードワークを示し続けていた。
英地元紙「リバプール・エコー」のポール・ガースト記者は、南野のパフォーマンスについて自身の公式ツイッターで「なぜクロップが南野の獲得を熱望したのか納得できる。彼はエバートンの守備陣をイラつかせるのを怠らない」と投稿している。
リバプールは南野が後半25分に途中交代した直後、18歳MFカーティス・ジョーンズのスーパーミドルが決まって1-0で勝利。南野もノーゴールに終わったとはいえ、ダービーマッチのデビュー戦という難しい初陣で、ユルゲン・クロップ監督の真骨頂である“ゲーゲン・プレス”に適応できるだけのハードワークを提示してみせた。