移籍報道“過熱”のフラメンゴFWガビゴル、“南米版バロンドール”を受賞 45%の得票率で圧倒
記者らの投票によって決まる南米最優秀選手賞が発表
スペイン紙「エル・パイス」ウルグアイ版が主催して、南米を主軸とする記者たちの投票によって決められる2019年の「レイ・デ・アメリカ」が12月31日に発表された。その結果、圧倒的な得票で“ガビゴル”の愛称を持つフラメンゴのブラジル代表FWガブリエウ・バルボサが最優秀選手賞に選ばれた。
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2019年で第34回を迎える「レイ・デ・アメリカ」は“南米版バロンドール”と呼ばれ、南米のスポーツ紙などを中心とした記者たちの投票によって決められる。2019年は372人が投票したが、ガビゴルはそのうち168人からの投票得て45パーセントという圧倒的な得票率で南米最優秀選手賞に輝いた。
今季のガビゴルは、コパ・リベルタドーレスに12試合出場し9ゴールを挙げ得点王となり、ブラジル1部でも29試合25得点で得点王。どちらの大会でも優勝に大きく貢献した。そのほかにもリオデジャネイロ州選手権で7得点、国内カップ戦で2得点しており、年間43得点と驚異的な活躍を見せた。
2位は同じくフラメンゴに所属するブラジル代表MFブルーノ・エンリケで、83票を得て22パーセントの得票率だった。3位も同じくフラメンゴから選出されており、40票が投票されて11パーセントの得票率でウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエタとなっている。
最優秀選手賞に加えて南米最優秀監督賞も発表されており、こちらはコパ・リベルタドーレスでフラメンゴに敗れたリーベル・プレートのマルセロ・ガジャルド監督が受賞。フラメンゴ勢による独占を阻止した形となった。
南米最優秀選手賞を受賞したガビゴルはイタリアのインテルからレンタルされている状態で、2019年シーズン終了と同時にインテルの所属選手ということになっている。しかし、こういった活躍からか現在は去就が注目されており、冬の移籍市場でヨーロッパの別のクラブへ移籍するのではないかと噂されている。南米MVPの称号を得たガビゴルは“冬の主役”の1人となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)