サッカー史が変わっていた? シティCEOが告白、誤解でメッシに100億円級オファー
シティのCEOを務めたクック氏、メッシにビッグオファーの過去を告白
かつてマンチェスター・シティのCEOを務めたギャリー・クック氏は、2008年に大きな誤解を招いた結果、当時21歳だったバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに8000万ユーロ(約97億円)のビッグオファーを出していたことを明かし、そのうえでバルセロナ側から本当なのかと聞き返されていたことを告白している。
2008年のシティは前年にタイの前首相出るタクシン・チナワット氏が会長に就任し、指揮官に前イングランド代表監督スヴェン・ゴラン・エリクソン監督を招聘。指揮官交代などもありながら、現在名古屋グランパスに所属する元ブラジル代表FWジョーなどを擁して9位でシーズンを終え、長く続いた暗黒時代から抜け出した後だった。
結果的に2008年にはチナワット会長がUAEの投資グループADUGにオーナー権を売却し、さらに金満クラブとして成長していくのだが、今回の話はそれより以前のタイミングにあたるという。
米スポーツメディア「The Athletic」によると、当時会長を務めたチナワット氏、その右腕のパイロジ・ピムポンサン氏、クラブ幹部のポール・アルドリッジ氏、そしてCEOのクック氏らは、互いに別々の場所に滞在していて面と向かっての会話ができなかったこと、また言語面での難しさがあったために金額面で誤解もあったようだ。もし成立していたら、サッカーの歴史を変えるほどの高額オファーをメッシに申し出ていたという。
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