インテル長友も泣いた選手権8強の壁を破った! 東福岡が駒澤大高を破り17年ぶりの4強進出

志波総監督「3回戦と8強が壁だった」

 苦しみながら17年ぶりの4強進出を決めた。第94回全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝が行われ、東福岡高校(福岡)は駒澤大高校(東京B)を1-0で下し、準決勝にコマを進めた。

 会場は東福岡にとっては敵地となった駒沢陸上競技場。大応援団の歓声を背に受けた駒大高に押し込まれる苦しい時間帯もあったが、それを凌いだ後半22分、右からのクロスに駒大高GKも飛び出して混戦になると、ファーサイドに流れたボールをMF橋本和征がヘディングシュート。カバーに入ったDFの頭を越える技ありのループがネットに吸い込まれ、これが決勝弾になった。

 東福岡の森重潤也監督は「最後は気力でした。足が動いていなかったですが、勝ちたい気持ちで頑張りました」と語った。昨年12月31日の1回戦から、6日間で4試合を勝ち上がった選手たちをねぎらった。

 チームは3日の3回戦で、インターハイ決勝の再現カードとなった市立船橋高校(千葉)との激闘をPK戦の末に制していた。一つのヤマとなった戦いが終わり、さらに中1日。気持ちが緩みそうになる一戦だったが「累積警告やケガ、疲労の蓄積だってある。エントリーの30名全員が試合に出られる準備をしておきなさい」と、手綱を引き締め直して臨んだ一戦だった。

 

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