香川兄貴分の元ドイツ代表MFが、降格危機のシュツットガルトに電撃移籍へ

独紙報じる 登録ミスのガラタサライから4ヵ月間で離脱

 昨季までドルトムントで活躍したガラタサライの元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツの、シュツットガルト移籍が目前になった。独地元紙「シュトゥットガルター・ツァイトゥング」などが報じている。

 グロスクロイツはシュツットガルトと2018年6月までの契約に合意したという。昨夏にドルトムントからガラタサライに移籍したグロスクロイツだが、その際に登録に必要な書類提出が48秒遅れるアクシデントに見舞われ、リーグ戦への登録が認められなかった。

 グロスクロイツは今季トルコで公式戦に出場できず、調整の日々を送っていた。晴れて1月に選手登録され、公式戦に出場できる状況となったが、ホームシックにも悩まされており、わずか半年間でトルコから離れることが有力視されていた。恩師ユルゲン・クロップ監督率いるリバプール行きで合意という報道もあったが、最終的には母国復帰を選択した様子だ。メディカルチェックも済ませ、契約の詳細を詰めている状況だとレポートされている。

 シュツットガルトは前半戦を終えて、最下位ホッフェンハイムと勝ち点差わずか2の15位に低迷。11月にはアレクサンダー・ツォルニガー前監督が解任されるなど、苦しい戦いが続いていた。日本代表MF香川真司が、2014年にマンチェスター・ユナイテッドから復帰した際には電話で説得した兄貴分としても知られているグロスクロイツ。最終ラインから前線までこなす超万能型プレイヤーは、ドイツ代表としてもプレーした実力者だ。半年間のブランクを乗り越え、窮地のチームをけん引することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング