選手権連覇を狙う星稜を支える力の源 日本代表FWのOBから受け取った「佐賀牛パワー」

前回大会に続き星稜OB豊田から贈られた縁起物の一品

 第94回全国高校サッカー選手権で3回戦進出を決めている前年度王者の星稜高(石川)には、日本代表でも活躍するOBが差し入れた「佐賀牛パワー」があった。

 ACミランの日本代表FW本田圭佑の母校として知られる北陸の雄・星稜は、1年前の大会直前に河崎護監督が不慮の交通事故によりチームを離れ、昨年9月まで監督不在で過ごしていた。前回王者として連覇に臨むチームには、1年前に続いて大きな差し入れが届いた。

 大会前には2001年から03年まで星稜でプレーした鳥栖のFW豊田陽平から、激励の佐賀牛が届いた。前年度大会時にも宿舎を訪問した豊田から贈られていた縁起物の一品を、チームは昨年大晦日の決起集会で食し、パワーを受け取った。

 2日に行われた2回戦の玉野光南高校(岡山)戦では、強烈なヘディングシュートを武器とする豊田からの差し入れが効いたのか、0-1とリードを許した後半7分、CKからMF片山浩が身体で押し込んで同点ゴール。後半33分には右サイドからの速いクロスにMF加藤貴也が走り込んで決勝弾を決めた。

 偉大な先輩から受け取った「佐賀牛パワー」で、大会連覇へばく進できるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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