初出場の明秀日立が起こした「ジャイアントキリング」 若き31歳の闘将の挑戦

名門・四日市中央工に2-1で逆転勝利

 第94回全国高校サッカー選手権1回戦は31日、駒沢陸上競技場で明秀日立高校(茨城)と四日市中央工高校(三重)の一戦が行われ、初出場の明秀日立が2-1で四日市中央工に勝利し、2回戦に駒を進めた。

 明秀日立は前半19分に先制点を献上するも、同39分にFW本田光のゴールで同点とし、後半28分に途中投入されたばかりのMF小磯克文が決勝点を挙げた。31歳という年齢で指揮官を務める萬場努監督は、初出場のチームが名門校を撃破する「ジャイアントキリング」を成し遂げたことについて、冷静に試合を振り返った。

「私たちは技術力では勝てない。参加校と比較しても一番下のカテゴリーでしょう。ただ、私たちの最大の強みは、際どいルーズボールを制するところにあります。フィフティ・フィフティ、いや、4対6の比率で相手が有利なボールでも、体を投げ出してこちらのものにする。そうやって試合の主導権を手繰り寄せました」

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング