名門磐田、5年ぶりのJ2降格が決定 今季初の連勝も実らず…松本も1年での降格に

ジュビロ磐田FW大久保が後半途中から出場で勝ち越し弾決めるも…【写真:Getty Images】
ジュビロ磐田FW大久保が後半途中から出場で勝ち越し弾決めるも…【写真:Getty Images】

名古屋にホームで2-1の勝利を収めたものの、湘南の勝利によって降格が決定

 J1ジュビロ磐田は30日、リーグ第33節名古屋グランパス戦にホームで臨み、2-1で勝利を収めた。しかし、同時刻に行われた試合の結果により、磐田のJ2降格が決定。5年ぶり2度目の降格となる。

 引き分け以下で降格が決定する状況の磐田は、前半22分に先手を取る。右CKをMF山本康裕が蹴ると、ペナルティーエリア内でMF松本昌也がヘディング。これが名古屋GKランゲラックを破り、残留に向けて希望となる1点を手に入れた。

 先制後も攻撃的な姿勢を貫いていた磐田だが、前半39分に追い付かれてしまう。左CKからDF丸山祐市にヘディングシュートを放たれ、一度はGK八田直樹が防いだものの、MF長谷川アーリアジャスールによって押し込まれて同点。1-1でハーフタイムに突入した。

 何としても勝ち点3が欲しい磐田は、後半16分にはMF藤川虎太朗がゴール前のコンビネーションから抜け出して1対1のシュートに持ち込んだが、ランゲラックのビッグセーブが飛び出してゴールならず。直後には藤川に代えてFW大久保嘉人が投入された。

 そして後半26分、大久保が期待に応える。自らゴール前にクサビのパスを入れてペナルティーエリア内に走り込むと、右サイドからのクロスが流れてきたところをファーサイドでプッシュ。名古屋の選手たちはオフサイドを主張したが判定は覆らず、大久保の今季初ゴールで磐田が再びリードを奪った。

 後半30分を回っても、磐田は攻撃的な姿勢を緩めない。前線からの守備で名古屋に自由なプレーを許さず、敵陣でのプレー時間を増やしながら時計の針を進めていく。終盤は名古屋の選手に焦りが生まれ、巧みな試合運びでリードを守り切った磐田が2-1で勝利。磐田は今季初の連勝となった。

 ただ、同時刻の試合で16位の湘南ベルマーレがサンフレッチェ広島を1-0で破り、勝ち点を「35」に積み上げたため、同「31」の磐田は残留の可能性が消滅。ガンバ大阪に1-4で敗れた松本山雅FCとともにJ2降格が決定している。一方で、J1参入プレーオフに回る16位の行方は最終節に持ち越されることになった。

 磐田は過去3回のリーグ優勝を誇る名門で、1999年にはアジアクラブ選手権(AFCチャンピオンズリーグの前身)でも優勝を飾った経験を持つ。しかし2010年のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)優勝以降は主要タイトルから遠ざかり、2013年にはクラブ初のJ2降格。2015年にJ1復帰を果たしていた。

 J1復帰2年目のシーズンとなった2017年にはリーグ6位と上位に入ることに成功したが、続く2018年は低迷。レギュラーシーズンを16位で終えると、J1参入プレーオフで東京ヴェルディに2-0で勝利を収め、辛くも残留を決めることとなった。

 そして迎えた今季は開幕から苦しみ、J2時代からチームを率いていた名波浩監督が退任すると、後任の鈴木秀人監督も約1カ月半で退任。フェルナンド・フベロ監督の下で立て直しを図ったが、残留を果たすことはできず。5年ぶり2度目の降格を喫することとなってしまった。

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