レアル軽視発言の影響? 途中出場ベイルに大ブーイング、現地紙注目「否定的な反応」
レアル・ソシエダに3-1勝利、ベイルが途中出場もスタンドから拍手とともにブーイング
レアル・マドリードは現地時間23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第14節レアル・ソシエダ戦で3-1の勝利を飾り、首位バルセロナを追走している。この日はクロアチア代表MFルカ・モドリッチが1ゴール2アシストと大活躍した一方で、クラブ内での立場が危うくなっているウェールズ代表FWギャレス・ベイルに大ブーイングが飛んだとスペイン紙「マルカ」が報じている。
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試合はキックオフから2分、スペイン代表MFセルヒオ・ラモスの軽率なバックパスが相手FWウィリアン・ジョゼに奪われ、そのまま先制点を許した。試合の入りでいきなりつまづいたレアルだったが、37分にモドリッチのクロスを元フランス代表FWカリム・ベンゼマが合わせて1-1の同点としてハーフタイムに入った。
後半に入って3分には再びモドリッチのおぜん立てからウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデがダイレクトで蹴り込むと、相手に当たってそのまま逆転ゴールに。後半29分にはFWロドリゴに代わってピッチに入っていたベイルが右サイドからクロスを送るとベンゼマが頭で折り返し、最後はモドリッチの左足ボレーでダメ押し点をゲットし、試合を決定づけた。
モドリッチやベンゼマの活躍に3点目はベイルが絡んだ形となったが、後半22分から出場したベイルには逆風が吹いていた。同紙によると後半22分にロドリゴと代わった際、本拠地サンチャゴ・ベルナベウにつめかけたファンは大ブーイングと否定的な口笛が鳴り響いたという。
これはベイルが国際Aマッチウィークで「ウェールズ代表の方がプレーしやすい」など、レアルを軽視していると見られかねない発言を受けてのようだ。この試合では拍手も起きる一方で、「否定的な反応は支持者の行動をかき消した」とも同紙は伝えている。レアル退団が既定路線と言われているなか、ベイルとファンの関係は冷え切ったまま進んでしまうのだろうか。