森保監督、ベネズエラ戦惨敗を陳謝 「エンジンがかからず…」「期待に応えられず残念」

日本代表の森保一監督【写真:高橋学】
日本代表の森保一監督【写真:高橋学】

相手エースのロンドンにハットトリックを許すなど、2019年の国内ラストマッチで完敗

 日本サッカー史に残る屈辱の90分間となった。森保一監督率いる日本代表は19日、ベネズエラとの国際親善試合で0-4の完敗を喫した。日本で行われる2019年最後の試合での醜態に森保監督は「応援に応えられず残念ですが、強くなって頑張りたいと思います」と陳謝した。

 日本は14日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦(2-0)から海外組と国内組による一部メンバーの入れ替えが行われてこの試合に臨んだ。そのなかではDF植田直通(セルクル・ブルージュ)、MF柴崎岳(デポルティボ)、MF原口元気(ハノーファー)が継続出場でスタメンのピッチに立った。

 しかし、この面々がまったく機能しなかった。前半8分に相手エースFWサロモン・ロンドンのヘディングシュートで先制点を許すとチーム全体が浮足立つ。同30分、33分とロンドンにゴールを許しあっさりとハットトリックを許すと、同38分にはMFソルテドに試合を決定づけられる4点目を奪われる。ハーフタイムを迎えた瞬間、ブーイングが飛んだのは当然の出来だった。

「我々は勝利を目指して戦いましたし、多くのサポーターが吹田に駆けつけてくれた。期待に応えられず残念に思います」

 森保監督は開口一番こう謝罪し、「前半はエンジンがかからず思ったような展開にならなかったですけど、1点でも返す姿を見せようとプレーしてくれた。まずは1点を取るためにアグレッシブになったところ、球際や守備時の相手との間合いが良くなった」とも話した。

 12月には国内組がメインとなるだろうE-1選手権が控えている。ベネズエラ戦の過ちを繰り返さないためにも、今一度チームの方向性を確認する必要性がある。

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