グリーズマン、新天地バルサでの苦労吐露 「簡単じゃない」「チームの信頼を得なければ」
147億円でバルサ移籍、ここまで4ゴール3アシストも新天地での適応に苦戦
今夏にアトレチコ・マドリードから王者バルセロナに移籍を果たしたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、新天地で落ち着くのに苦労している胸の内を明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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今夏、1億2000万ユーロ(約147億円)の移籍金でバルセロナへ加入したグリーズマンだが、本拠地デビュー戦となったリーガ・エスパニョーラ第2節ベティス戦では2得点を決め、ここまで公式戦15試合の出場で4ゴール3アシストの成績を残しているが、バルセロナのサッカーに上手くフィットしているとは言い難いのが実情だ。
バルセロナにはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスがいるため、グリーズマンは左ウイングでプレーする機会が多い。代表チームで同選手を指導するディディエ・デシャン監督も、フランス代表が2-1で勝利したモルドバ戦後に「問題はピッチ上でのポジションだけだ。アトレチコでのポジションのほうが、やりやすかったのだろう」と語っていた。
グリーズマンはフランスメディア「テレフット」のインタビューで、バルセロナについて「簡単にプレーできる場所ではない」と認めたうえで、こう続けている。
「新しいクラブで、(これまでとは)違うクラブ。新たな戦略。しかし、頑張らなければならない。ここにいることを自分で誇りに思うし、私自身を信じている。自分でチームの信頼を得なければならない」
新天地での苦労を口にしたグリーズマンだが、「よりチームプレーヤーなんだ。他の選手の動きのケアをしようとしたり、チームメートの役に立とうとしたりする」と吐露。「ゴールを決められれば断然いいけど、それは自分の一番の目標じゃない。勝ち点3を得られれば、自分に満足する」と続けている。
さらなる活躍が期待されるグリーズマン。「信頼を得なければならない」の言葉どおり、ピッチ上で自らの価値を証明できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)