ユーベ、途中交代に不満爆発のC・ロナウドへ“お咎め”なし 罰金科さずも同僚は謝罪要求

ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

サッリ監督「チームメートたちと問題を解決しなければいけない」

 ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、10日に行われたセリエA第12節のACミラン戦(1-0)で途中交代させられたことに不満を示し、試合終了を待たずに帰宅してしまった。しかし、クラブはロナウドに罰金は科さず、チームメートたちへ謝罪することを期待しているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

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 ロナウドはミラン戦の後半10分に途中交代を告げられると、不満を露わにしてマウリツィオ・サッリ監督を一瞥。ベンチに戻ることなくロッカールームへ姿を消した。その後、ロナウドとの交代で出場したアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが決勝点を挙げると、試合終了を待たずして帰宅したという。

 この試合後、アンドレア・アニェッリ会長は、ロナウドの不在を心配するよりも、ディバラのゴールで勝利したことを残っていた選手たちと祝福したようだ。規律違反とも捉えられるロナウドの行動は黙認されるわけではないが、これまで通りにチーム内で事を荒立てずに解決する見込み。試合後の会見でサッリ監督も「もし、彼が試合終了を待たずに帰宅したならば、チームメートたちとその問題を解決しなければいけない」と、自身は関与しない姿勢を示していた。

 ガゼッタ紙は、ロナウドは罰金を科せられないものの、このような行動は繰り返すべきではないとしている。ユベントスではチーム内に問題が起きた場合、パベル・ネドベド副会長とファビオ・パラティチSD(スポーツ・ディレクター)が対処するが、彼らはすでに代理人のジョルジュ・メンデス氏とコンタクトを取り、状況を把握しようとしている。

 チームメートたちは、ロナウドによる謝罪を求めている状態であり、ポルトガル代表に合流しているロナウドがクラブに戻ってから、どのような行動をとるのか注目される。

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