“イタリア人最高給”のPSGヴェラッティ、クラブ愛語る 「僕の求めるすべてを与えてくれた」
「ここでキャリアを終えることに何の問題もない」とPSGでの引退も示唆
先日フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)と契約延長したイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティは、スペインやイタリアの名門への移籍が取り沙汰された時期もあったが、PSGでキャリアを終える可能性を示唆している。フランスのテレビ局「テレフット」のインタビューで語った。
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ヴェラッティはPSGと2024年までの契約延長で合意。その手取り1600万ユーロ(約20億円)という年俸は、中国や中東で高給を得てプレーする選手たちを抜いてイタリア人の現役選手での最高額になるとも報じられていた。
一方で、ヴェラッティにはここ数年にわたってイタリア王者ユベントスや、スペインの強豪バルセロナへの移籍が取り沙汰される時期があった。そうした存在であるものの、ヴェラッティはPSGへの愛情を語っている。
「僕がここに来た時、こんなに長くプレーすると思っていなかった。留まってきた理由は、クラブが僕の求める全てを与えてくれたからだ。ここでキャリアを終えることに何の問題もない。多くの人は僕に、なぜ他の場所での経験を求めないのかと聞いてくる。その理由は、僕にとってはここではいつも最初の1日だからだ。チームを助けたいと思っているし、ここでの勝利は他のクラブのものとは違うと思っている」
ヴェラッティは2012年にPSGにやってきたが、クラブとしては11年にカタール投資庁の子会社がオーナーとなり、オイル・マネーを背景に大量補強を繰り返してきた歴史を肌で知る。この体制になって全てのタイトルを知る唯一の選手となっているだけに、クラブ愛も別格のようだ。PSGは欧州制覇を最大の野望として掲げているが、クラブ愛を前面に出すプレーメーカーのヴェラッティは成し遂げることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)