名将ベンゲル、独王者バイエルンと面会へ 本人が明言「来週にも話し合いを行う」
コバチ監督が辞任し、フリックコーチが暫定指揮 新監督の人選に注目が集まるが…
アーセン・ベンゲル氏が来週、新監督を探すドイツ王者バイエルンの首脳陣と話し合いの場を設ける予定だという。英衛星放送「BTスポーツ」で明かした。
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バイエルンは前節フランクフルトに1-5で敗れた後に、クラブ首脳陣との会談を経て、ニコ・コバチ監督が辞任を発表。当面はアシスタントコーチだったハンジ・フリック氏が暫定的に指揮を執る予定だが、後任監督の招聘に向けて動き出している。
早々に候補に挙がったベンゲル氏は、自らバイエルンへ監督就任の逆オファーをしたものの、これを拒否され、選択肢から外れたと報じられていた。しかし、フランス人指揮官は一連の報道を否定している。
「水曜日の午後に(バイエルンCEOのカール=ハインツ・)ルンメニゲから電話があった。その時は出ることができず、礼儀として折り返しの電話をしたんだ。彼は(UEFAチャンピオンズリーグ第4節)オリンピアコス戦に向かう車の中だった。話したのはせいぜい4、5分だ。彼は今後の2試合はフリックが指揮を執ると言った。明日(9日)にはドルトムント戦があるからね。彼らは監督を探していて、私に興味はあるかどうか聞いてきた。私は『まだ考えていない。時間が必要だ』と伝えた」
選択肢から外れたというよりもむしろ、ベンゲル氏は依然としてバイエルン新監督の有力候補のままのようだ。同氏は「我々は来週にも話し合いを行うと決めた。私は日曜までドーハにいる。これが真実だ」と念を押した。
バイエルンの新指揮官を巡っては、ベンゲル氏以外にもパリ・サンジェルマンのトーマス・トゥヘル監督、アヤックスのエリック・デン・ハーグ監督、元ライプツィヒの監督であるラルフ・ラングニック氏の名前が挙がっていたが、どの監督もバイエルンを指揮しないことを表明している。新たにクラブOBの元スペイン代表MFシャビ・アロンソ氏の名前も浮上しているが、果たして次の指揮官は誰になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)