長谷部誠が「鉄人」である理由 バイエルン戦“欠場”に見たプロ意識の高さと監督の信頼

長谷部のプロ意識が現れた一戦があった【写真:Getty Images】
長谷部のプロ意識が現れた一戦があった【写真:Getty Images】

5-1と大勝した大一番で“休養” 「今日は出ないと自分からも言った」

 フランクフルトが5-1で大勝した現地時間2日のブンデスリーガ第10節バイエルン・ミュンヘン戦で、元日本代表MF長谷部誠は休養を取った。

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 今季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)の予選があったため、7月下旬から公式戦がスタート。現時点ですでに、チームの公式戦試合数は「22」。ブンデスリーガの前半戦試合数「17」をとうに超えている。長谷部が欠場した試合はわずかに3試合で、それ以外の19試合すべてにフル出場という鉄人ぶりを発揮している。

「今日は中2日での4連戦だったので、監督と話をして、疲れというかそういうフレッシュじゃない部分がやっぱりあったので。正直に話をして、今日は出ないという形をとった」

 試合後のミックスゾーンで、長谷部はそう説明してくれた。コンディションに問題がなければ、この日も起用される可能性は普通にあった。そんななか、メディカルスタッフの報告があったこともあり、監督に呼ばれて相談した結果、そういう結論を出したそうだ。

「今日は出ないというふうなことを自分からも言った。(バイエルン戦の次は)中4日であく。ここまでが中2日の4連戦で、10日間で4試合。実際、昨日の時点でかなり体が重かった。結構思い切ってローテーションする監督なので、今日は出た選手が結果を出したなという感じ。結局チームが勝って、センターバックで出た選手たちも点を取っている。まあエバン(・ヌディカ)、左サイドの選手もすごい良かったと思う。久々の競争じゃないですけど、自分ももう一回“やんなきゃいけないな”という気持ちもある」

 チームの快勝劇、若手選手の活躍を目の当たりにして、改めて気合が入った様子を見せていた長谷部だったが、それにしても「大事なバイエルン戦で休養?」と思った人も少なくないのではないだろうか。チームの主軸をここで外すというのは、相当に思い切った判断だったと思われる。

 試合中に隣に座っていたドイツ人記者も、「マコトはどうしたんだ? 疲れでもあるのか? マコトは疲れてたりなんかしないだろう?」と僕に話しかけてきた。

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中野吉之伴

なかの・きちのすけ/1977年生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで、さまざまなレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス取得(UEFA-Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、16-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。『ドイツ流タテの突破力』(池田書店)監修、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)執筆。最近はオフシーズンを利用して、日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで精力的に活動している。

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