バレンシアMFイ・ガンイン、危険タックルを韓国メディア“弁明” 「故意ではなかった」

バレンシアの韓国代表MFイ・ガンイン【写真:Getty Images】
バレンシアの韓国代表MFイ・ガンイン【写真:Getty Images】

セビージャ戦で相手MFナバスに強烈な踏み付け 主審はVARを経ても警告を提示せず

 スペイン1部バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは、現地時間10月30日に行われたリーガ第11節セビージャ戦(1-1)でのプレーが物議を醸している。相手選手へのタックルをスペインメディアが「レッドカードでもおかしくない」と報じていたが、韓国メディアが「故意ではなかった」と反論している。

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 18歳のイ・ガンインは今季、リーグ戦では第6節ヘタフェ戦で初先発すると、その試合で公式戦初得点を記録。しかし、第9節アトレチコ・マドリード戦(1-1)では途中出場したものの、試合終了間際にレッドカードを受けて退場処分を受けていた。第10節オサスナ戦(1-3)を出場停止により欠場し、セビージャ戦は先発出場での復帰となったが、後半24分には最初の交代カードとしてピッチから退いている。

 この試合で物議を醸しているのが、後半13分のイ・ガンインによるタックルだ。後半13分、セビージャMFヘスス・ナバスがドリブルでタッチライン際を駆け上がると、イ・ガンインも追走。縦パスは味方のスペイン代表MFホセ・ガヤがカットしたなか、イ・ガンインがナバスの左かかとを右足裏で踏みつける格好となり、ナバスは左足を抑えてピッチ上で苦悶の表情を浮かべた。

 その後カルロス・デル・セロ・グランデ主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)と話し合い、問題ないと判断してプレーは続行。スペインの地元メディア「エル・デスマルケ」は「ナバスはバレンシアの韓国人による、レッドカードでもおかしくない強烈な踏み付けの犠牲者となった。イ・ガンインとの接触から数秒の間、ピッチ上に横たわって抗議することしかできなかった」と警告さえ提示されなかったことを指摘していた。

 一方で韓国のニュースサイト「スポータルコリア」は、「故意ではなかった。イ・ガンインはカバーのために加速するスピードを抑えられず、ヘスス・ナバスのかかとを踏むことになった」と“弁明”。イ・ガンインのプレーに言及するスペインや日本のメディアの報道を受け、「イ・ガンインを非難するよう努めた」「皮肉った」「日本は嫉妬を隠せない?」と伝えている。

 韓国メディアが“参戦”したことで、議論はさらに波紋を呼ぶかもしれない。

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