本田圭佑、フィテッセの練習参加を「幸せ」と感じる理由は? 「なぜなら僕は…」
オランダ1部フィテッセの練習に参加 クラブ公式のインタビューに応じる
元日本代表MF本田圭佑が、現地時間10月31日からオランダ1部フィテッセの練習に参加している。練習初日を終えた本田はクラブのインタビューに応じ、改めて東京五輪への思いを語った。
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本田は10月30日に自身の公式ツイッターでフィテッセでの練習参加を発表。「12年前に練習参加した時と同じような気持ち」と、英語で綴っていた。練習初日を迎えると、鮮やかな蛍光黄色の練習着を纏い、最後にピッチ入り。充実した時間を過ごしたようで、クラブからも公式ツイッターで「幸運を」「頑張って」と“エール”を送られていた。
オランダのVVVフェンロで海外挑戦を始め、ロシア(CSKAモスクワ)、イタリア(ACミラン)、メキシコ(パチューカ)、オーストラリア(メルボルン・ビクトリー)と世界各国のクラブを渡り歩いた本田。現在は所属クラブのないフリーの状況で、国内外において1人でトレーニングに励む状況や、VVVフェンロやアルビレックス新潟シンガポールなどクラブの練習に数日参加する様子などがSNS上で公開されてきた。
そんななか、今回練習参加しているフィテッセは本田にとってCSKAモスクワ時代の恩師でもあるロシア人のレオニード・スルツキー監督が率いているクラブ。今季は7勝2分2敗で4位につけている。チームでの練習に臨んだ本田は、クラブのインタビューに英語で応じ、馴染みあるオランダで汗を流した自身の気持ちを語った。
「先月はフェンロに戻っていた。フィテッセの練習に参加するのは初めての経験で、一緒に練習できることがとても幸せ。オランダはサッカー選手として最初の記憶がある場所。素晴らしい時間だった2008年のことも思い出す。最後の試合が終わってから、5カ月間は1人で練習してきた。だからチームと一緒に練習したかった。(ピッチに戻ってきたことは)クール。サッカー選手として、この状況を誇りに思わないと」
そして、改めて来年開催される東京五輪に向けての思いも口にした。
「なぜなら僕は来年のオリンピックに出場したいから。だから戻って来られて幸せ」
自身が初心に帰る場所オランダで、練習機会をつかんだ本田。フィテッセでの時間は、本田の未来にどのように作用するのだろうか。