ベイル、負傷履歴の“非開示”をレアルに要求 代理人も主張「プライベートなもの」
2017年に負傷履歴は守られるべき個人情報と主張
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが、所属するレアル・マドリードに対し、スペインの法律に則って自身の負傷履歴を非公開にすることを求めたという。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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ベイルは代表活動期間中に負傷し、レアルの直近2試合であるリーガ・エスパニョーラ第9節マジョルカ戦(0-1)、UEFAチャンピオンズリーグのガラタサライ戦(1-0)を欠場した。だが、レアルはこの欠場に関して、その詳細を一切発表していない。
ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏は、「ESPN」に対して「医療記録はプライベートなものだ。もし、一般の人々の医療記録がプライベートなものなのであれば、なぜベイルのものだけ公にならないといけないんだ?」と、話している。
クラブがベイルの負傷について最後に発表したのは、今年1月5日のこと。それ以前のものは、2017年9月まで遡ることになる。そして「ESPN」は当時のクラブ関係者から、批判を浴びることに苛立っていたベイルが、プライバシー保護のために負傷状況を発表しないことを求めていたという。しかしこのクラブ関係者は、ベイルの負傷があまりにも多く起こりすぎており、その要因としてベイルの痛みに対する耐性の欠如を挙げている。
一方、彼のチームメイトたちは、多くの負傷に見舞われながらもベイルが今季のクラブで最も重要な選手であり続けていることについて、リスペクトの念を示したという。
今夏にはジネディーヌ・ジダン監督に戦力外と見なされたものの、自身の実力を証明し、再びクラブの重要な選手になりかけていたベイル。月曜日にはチームとともにトレーニングを行ったが、その後ロンドンにいる姿が撮影されている。クラブはベイルに許可を与えたとし、「個人的な理由で行く必要があった」と声明を発表。ただクラブと代理人の双方は、その理由を明かしていない。
中国の江蘇蘇寧が獲得に向けて再び動き始めたという報道もあり、ベイルの周囲はまだまだ落ち着きそうにない。
(FOOTBALL ZONE編集部)