「日本vs韓国の対立構造」 西野監督、ベトナム撃破に執念燃やす“2大理由”を敵国指摘

タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】
タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】

11月にパク・ハンソ監督が率いるベトナムと対戦へ 「立場と名声を確立することを見据えている」

 西野朗監督率いるタイ代表は現地時間15日、カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3節でUAEと対戦し、ホームで2-1と勝利。アジアの強豪国から金星を掴み取ったが、ベトナムメディアは「西野監督がベトナムを打ち破りたい二つの理由を韓国が指摘」と取り上げている。

 昨夏に開催されたロシアW杯で日本をベスト16に導いた西野監督は、今夏にタイの指揮官に就任。アジア屈指の強豪国として知られるUAE を撃破し、予選3試合で2勝1分の勝ち点7でグループGの首位に立つ幸先の良いスタートを切っている。

 11月14日には第4節のマレーシア戦、19日にはベトナム戦を控えているが、ベトナムも現在勝ち点7で並んでいることから、早くも注目の一戦として位置付けられている。ベトナムメディア「Zing」は、「韓国の新聞では、西野監督がタイファンの名声を得るためにパク監督を撃破することを熱望していると報道」と見出しを打って報じている。

 現在ベトナムの指揮官を務めるのは韓国人のパク・ハンソ監督だが、記事では「西野監督がベトナムを撃破したい二つの理由を韓国が指摘」と取り上げ、「ベトナムにおけるパク監督とは対照的に、西野監督はタイでまだ完全には信頼を勝ち取ってはない。ベトナムの英雄を破ることで、立場と名声を確立することを見据えている」と言及している。

 さらに、「タイvsベトナムは、日本vs韓国の対立構造にも反映される」とし、日本人指揮官としても、韓国人指揮官には負けるわけにはいかない執念を抱いていることを強調。タイにとってベトナム戦は次のステージに進む上で重要な一戦となることには間違いないが、西野監督にとっても特別な対決となる要素が多く揃っているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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