先発落ちの続く本田に朗報⁉ ミランがスペイン名門からレンタル中のライバル買い取りオプション行使に消極的

6億7000万円のバーゲン価格なら交渉応じるか

 しかし、そのユニフォームを着続けることができるかは、疑わしい状況にある。今年1月の移籍市場でアトレチコから元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスとトレードの格好で加入したチェルチだが、契約はあくまでも今季終了時までの期限付き移籍。そして、ミランはチェルチの買い取りについては現状で強い興味を示していないという。

 チェルチはアトレチコでもディエゴ・シメオネ監督の構想外となったことが原因で放出されたため、復帰したところで居場所を確保できる可能性は低い。アトレチコは、ミランに対して完全移籍に500万ユーロ(約6億7000万円)というバーゲンセールで、交渉を開く用意をしているともレポートされている。

 今季4-3-3システムへ変更した直後は「ミランの救世主」とまで呼ばれたチェルチは日本代表MF本田圭佑からポジションを奪った。だが、ここ数試合のパフォーマンスは低下の一途を辿り、ついにはスタメンの座まで失いつつある。「チェルチの次に来る控え」とシニシャ・ミハイロビッチ監督に明言されている本田にとっては、ライバルの動向はリーグ戦11試合連続スタメン落ちという出場機会や去就に大きな影響を与えることにもなりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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