「ノリに乗っている」 ベテラン長友が語る、南野が“頼れるスコアラー”に進化した理由
CLでリバプール相手にゴールを決めるなど、高いレベルでの結果と経験が自信を生む
日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、15日に敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタジキスタン戦で2ゴールを挙げ、チームを3-0の勝利に導いた。自己新となる代表戦4試合連続ゴール、史上2人目のW杯予選開幕3連続ゴールとその勢いは止まらない。ベテランのDF長友佑都(ガラタサライ)も、「ノリに乗っている」と森保ジャパンの最多得点者を称えた。
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タジキスタンの厳しいプレッシャーに手を焼いた日本は前半をスコアレスで折り返したなか、後半8分にMF中島翔哉(ポルト)からのピンポイントクロスを南野が頭で合わせて先制。その2分後にも、DF酒井宏樹(マルセイユ)のグラウンダーのクロスをゴール中央で押し込み、慣れない人工芝のピッチで行われたアウェーゲームで大きなアドバンテージをもたらした。
A代表での4試合連続ゴールは自己新記録。さらに、カズことFW三浦知良(横浜FC)以来、史上2人目のW杯予選開幕3連続ゴールを挙げるなど、森保ジャパンの最多得点者(10点)として君臨している。
南野は所属するザルツブルクで今季、公式戦11試合に出場して6得点8アシストと好成績をマーク。10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節では強豪リバプール相手に1得点1アシストの活躍を見せ、世界から注目を浴びた。
同僚の長友はタジキスタン戦後、活躍した南野の“変化”について語っている。
「ノリに乗ってますね、彼は。CLの自信というか、僕がよく言う高いレベルの試合でやらなければいけないのはこういうことですね。そこで結果を残すことで自信が生まれる。自信がすべてを変えると言っても過言ではないし、自分の能力を引き上げてくれる。彼を見ているとそう感じます」
1トップの大迫、10番の中島とともに、南野はこれまで以上に森保ジャパンの攻撃に不可欠な存在となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)