「セリエAのサプライズ」 冨安、ローマ&ミランが獲得興味と伊注目「特筆すべきは…」

ビッグクラブから関心を集めるボローニャDF冨安健洋【写真:Getty Images】
ビッグクラブから関心を集めるボローニャDF冨安健洋【写真:Getty Images】

伊メディアがステップアップに太鼓判 「この日本人はインパクトを与えている」

 今夏ボローニャに加入した日本代表DF冨安健洋は、新天地で右サイドバック(SB)として出場機会を重ねている。イタリア初挑戦にして印象的な活躍を見せている冨安に対し、ローマ、ACミランというセリエAの2つのビッグクラブが獲得に関心を寄せているという。イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 2016年にアビスパ福岡でトップデビューを果たした冨安は、18年1月にシント=トロイデンに移籍。188センチの体格を生かした対人能力の高さに加え、正確なフィード能力も備えており、18-19シーズンは公式戦40試合に出場した。また森保一監督の下で日本代表デビューを果たすと、今年1月にUAEで開催されたアジアカップでは最終ラインの中核を担い、一気に主力へと飛躍を遂げた。

 今夏加入したボローニャでは主戦場のセンターバック(CB)ではなく、右SBで主力の座をつかんでいる状況にあるが、イタリア初挑戦にして印象的なパフォーマンスを見せている。同メディアは「ローマは移籍市場でセリエAのサプライズに焦点を定めている。ミランと競合へ」と見出しを打って報じ、ビッグクラブが冨安獲得を画策していることを伝えている。

「この日本人はインパクトを与えている。特筆すべきは、イタリアサッカーへの適応の早さ、そして、CBで常にプレーしていたが新しい役割も務めることができていることだ。その柔軟性はローマにとって重要なポイントだ。しかし、それはミランも同様となっている。21歳の冨安は、大いなる伸びしろも備えている」

 ローマは現状、最終ラインに負傷者が相次いでおり、一方のミランは右SBが不安定な状況にあるという。両クラブにとって前途有望な冨安は「理想的な要素」と指摘しており、移籍実現の可能性は十分にあると同メディアは伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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