長友佑都が考える“大迫不在”の最適解とは? 「逆に僕は興味深いし見てみたい」
FW大迫が負傷により招集されず…長友はスピードが武器の2人に期待
日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は8日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(10日/埼玉)と、敵地で臨むタジキスタン戦(15日/ドゥシャンベ)に向けてさいたま市内で合宿を行うチームに合流した。長友を含め全23選手が揃ったなか、公開された冒頭15分間の練習では合流した10人は別メニューで調整。練習後に長友は、FW大迫勇也(ブレーメン)が負傷により招集外となるなか、代役候補の“スピードタイプ”に期待を寄せた。
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今回の代表2連戦で大きなテーマとなるのが、攻撃陣で絶対的な存在となっている大迫の“代役候補”探しだ。FWとして招集されたのは永井謙佑(FC東京)、鎌田大地(フランクフルト)、浅野拓磨(パルチザン)の3人だが、そのなかでも永井と浅野の特徴は圧倒的なスピード。FW陣で色濃くなった武器について、長友は“化学反応”を心待ちにしているようだ。
「逆に僕は興味深いと言いますか、見てみたい。彼らのスピードを生かした時にまた違う日本代表の色というか、そういったものを見せられるんじゃないかと思うんでね。これはまたパターンの一つとして、色を変えられるというのは自分たちの武器になりますよね」
ここまでは森保ジャパン最多タイの7点を挙げている大迫の存在に助けられてきた。大迫が大会中に負傷した1月のアジアカップでも、不在となった試合で日本の攻撃に与える影響は大きかった。長友は当時も“代役候補”に奮起を期待。チームとしてオプションを増やし、層を厚くするためにも、今回もFW陣には結果が求められる。
「大迫は絶対的な存在ではあるので抜けるのは大きいですけど、ただ彼がいないのは想定していかないと。何が起こるか分からないのでね。すべてがあり得るなかで、代わりに出る選手たち……もう代わりじゃない。『自分が主力になるんだ』という強い気持ちでやってほしいと思いますよ。大迫からポジションを取るんだという気持ちで、もちろん来ていると思いますけど、代わりではないぞという気持ちは見せてくれると思います」
代役じゃない――。長友が期待するようなプレーが見られるかが、10月のW杯予選2連戦で大きなポイントとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)