冨安所属のボローニャ監督、急性白血病も継続指揮 王者ユベントスでベンチ入りに意欲

闘病中のボローニャのミハイロビッチ監督【写真:Getty Images】
闘病中のボローニャのミハイロビッチ監督【写真:Getty Images】

集中治療と現場指揮を行ったり来たりの時期を過ごしているミハイロビッチ監督

 日本代表DF冨安健洋が所属するイタリア・セリエAのボローニャでは、シニシャ・ミハイロビッチ監督が闘病生活を送りながら指揮を執っている。インターナショナル・マッチウィーク明けに迎える試合でも、ベンチ入りに意欲を示しているようだ。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じた。

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 ミハイロビッチ監督にはプレシーズン中に急性白血病が発覚。それでもクラブは指揮官交代を行うことなくシーズンをスタートしているが、ミハイロビッチ監督は集中治療と現場指揮を行ったり来たりの時期を過ごしている。

 ミハイロビッチ監督は第2節のSPAL戦でベンチ入りした後はしばらく試合の指揮を執れていなかったが、6日のラツィオ戦で5試合ぶりにベンチ入り。チームは2-2の引き分けに終わって本拠地での勝利を逃した。しかし、インターナショナル・マッチウィーク明けに迎える敵地ユベントス戦でもミハイロビッチ監督はベンチ入りに意欲を示しているという。

 ラツィオ戦後は病室に戻るスケジュールだったというミハイロビッチ監督だが、ユベントス戦は敵地でのナイトゲームという厳しい環境になる。それでも、6日の首位決戦インテル戦に勝利してトップに立った8連覇中の王者との一戦は、指揮官にとって外せないゲームのようだ。

 闘病生活のなかでも不屈の闘志を見せる指揮官の存在は、ボローニャにとっても団結力の象徴になっている。難攻不落の王者の本拠地に、ミハイロビッチ監督の姿を見ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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