フランクフルト長谷部、PK献上も“復帰初戦”に高評価 「力強いプレーを見せていた」
長谷部が脳震盪から復帰 日本代表選出の鎌田は「決めることだけができなかった」
ドイツ1部フランクフルトは現地時間26日、リーグ第7節ブレーメン戦にホームで臨み、2-2で引き分けた。元日本代表MF長谷部誠は脳震盪の影響による欠場から復帰して先発フル出場したなか、PK献上がありながらも現地メディアから高評価を受けている。
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長谷部はリーグ第6節ウニオン・ベルリン戦(2-1)の終盤にドイツ代表DFケビン・トラップと交錯し、一時は意識のない状態となった。後日、脳震盪と診断され、3日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節ギマラエス戦は欠場している。
トラップは肩を負傷して前半戦絶望となったものの、長谷部は早期に練習復帰。ブレーメン戦では3バックの中央として先発出場した。
フランクフルトは前半27分に先制されながらも、後半の2得点で逆転に成功。しかし、今季初のリーグ戦連勝も見えてきた後半45分、長谷部は相手GKからのロングボールの処理に手間取り、自陣ペナルティーエリアすぐ外でボールを奪われる。1本目のシュートはGKフレデリック・ロノウが弾き、長谷部はスライディングでのクリアを試みたものの、こぼれ球に詰めてきたMFダフィ・クラーセンに足がかかり、土壇場でPKを与えてしまった。これをコソボ代表MFミロト・ラシカに沈められ、フランクフルトは連勝を逃す結果となっている。
ドイツ紙「ビルト」は試合後の寸評で「リベロとして抜群のプレーを見せていた――2-2となるPKを与えるまでは。それでも、力強いプレーを見せ、戦っていた」と評価。1点目を決めたMFセバスティアン・ローデと並んでチーム最高点となる2点(低いほど高評価)を付けた。
また、カタール・ワールドカップ(W杯)2次予選に向けた日本代表にも選出されたMF鎌田大地も先発出場。複数の決定機を迎えたものの、相手DFやGKのブロックに遭い、ゴールネットを揺らすには至らず、「ビルト」は「決めることだけができなかった」と評している。結果は付いてこなかったものの、両選手ともプレー内容については概ね高い評価を得る試合だった。
国際Aマッチウィークを挟み、フランクフルトは18日に第8節レバークーゼン戦を迎える。フランクフルトで奮闘する2選手の活躍に、引き続き期待したい。