冨安健洋、2失点ドローに伊メディア辛口も… サポーター評は上々「すでにアイドル」

ラツィオ戦でフル出場した冨安【写真:Getty Images】
ラツィオ戦でフル出場した冨安【写真:Getty Images】

インモービレに2点を奪われるも「間違いなく見るべき価値がある」と潜在能力に太鼓判

 イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、現地時間6日の強豪ラツィオ戦でフル出場。ホームで2-2の引き分けに終わり、イタリアメディアからは辛口採点だった一方、「すでにロッソ・ブルーのアイドル」と、現地サポーターからの高評価が伝えられている。

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 強豪との一戦はボローニャが2回にわたって先手を取るも、いずれもFWチーロ・インモービレに同点ゴールを許す前半になった。後半に入ると14分にラツィオのMFルーカル・レイバが2枚目のイエローカードで退場処分となったが、ボローニャも同23分にDFガリー・メデルが一発退場。荒れ模様のなかでスコアが動かず引き分けに終わった。

 イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、選手採点で冨安に対して「5.5点」を付け、「守備時にはもっとできることがあった。一方で攻撃面では前進することに成功した。間違いなく見るべき価値のある選手だが、今日はフィットしていなかった」と、辛口ながらポテンシャルも評価する寸評となった。

 また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は冨安を「6.0点」と採点。「右サイドから素晴らしい押し出しを見せた。スタンドに近い位置でのプレーが、サポーターからの大きな拍手で影響を与える。すでにロッソ・ブルーのアイドルになった」と、躍動感のあるプレーがスタジアムを盛り上げるのに一役買っていると評価した。

 冨安はセリエA初年度ながら、チームの信頼を勝ち取りフル出場を続けている。この後は日本代表の活動に合流してワールドカップ・アジア2次予選、ホームのモンゴル戦(10日/埼玉スタジアム)と敵地のタジキスタン戦(15日/ドゥシャンベ)に臨む。9月に続き長距離移動を伴う難しいタイミングが訪れるが、大きな経験を積みながらイタリアでも評価を高めている。

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