フランクフルト長谷部、練習復帰とドイツ紙報道 次節ブレーメン戦で出場の可能性も
前節での脳震とうから復帰 ヒュッター監督はブレーメン戦起用の可能性を示唆
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は現地時間9月27日、ブンデスリーガ第6節ウニオン・ベルリン戦(2-1)の終盤、チームメートのドイツ代表GKケビン・トラップと交錯し、脳震とうと診断された。直後の試合は欠場した長谷部だが、すでに練習には復帰しているようだ。ドイツ紙「Frankfurter Rundschau」が報じている。
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長谷部はウニオン・ベルリン戦の後半アディショナルタイム、相手のパワープレーに自陣で対応。ロングフィードに対して上空のボールを視界に捉えながら背走して落下点に入ったが、死角から猛ダッシュで飛び出してきた守護神トラップと交錯してしまう。ウニオン・ベルリンのスウェーデン代表FWセバスティアン・アンデションを含めた3人がもつれる格好となり、長谷部は一時、意識のない状態になっていた。
その後、長谷部は脳震とうと診断されたことがクラブから発表され、現地時間10月3日のギマラエス戦(1-0)を欠場。さらにトラップが左肩の負傷で今季前半戦絶望と苦しいチーム事情となっていたが、「Frankfurter Rundschau」によると1週間の休養を経て長谷部が練習に復帰したという。
同紙は「長谷部が練習復帰。ブレーメン戦のプレーも可能」と見出しを打ち、「驚くべきことに、長谷部は(現地時間6日の第7節)ブレーメン戦でプレーできるようだ。アディ・ヒュッター監督が近々、決断することになる」と報道。指揮官の「試合日までにどうなるかを見ていくことになる」というコメントを伝えつつ、長谷部の公式戦復帰を有力視している。
ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督も「長谷部はキープレーヤーだ。いる時といない時で、彼ら(フランクフルト)には大きな違いがある」と語っているように、その出場可否は相手にとっても見過ごせない要素となる。脳震とう後の復帰には慎重さが求められるなか、フランクフルトとヒュッター監督はどのような決断を下すのだろうか。