“失態”GKカリウス、古巣リバプール復帰への思い吐露 「たぶんもう一度プレーする」
ベジクタシュへ期限付き移籍中 「僕はまだリバプールと契約が残っている」
2年間のローン移籍でトルコ1部ベシクタシュへ期限付き移籍している元U-21ドイツ代表GKロリス・カリウスが、「たぶんもう一度リバプールでプレーするだろう」と古巣復帰への思いを口にした。英紙「ガーディアン」が報じている。
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カリウスは2016年にマインツからリバプールへ移籍。加入2年目の2017-18シーズンは定位置を確保し、リーグ戦とカップ戦合わせて33試合に出場した。しかし、シーズンラストゲームとなったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦(3-1)では失点に直結する二つのミスを犯し、大きなバッシングを浴びることになる。
その年のオフにリバプールはローマからブラジル代表GKアリソン・ベッカーを獲得。7250万ユーロ(約85億円)という高額移籍金を支払ってGKのポジションを補強した。世界屈指の守護神の到来で弾き出される格好となったカリウスは、2年間の期限付き移籍でベシクタシュへと渡った。
CL決勝という大舞台での“失態”から、いやがおうでも注目を浴びる存在となったカリウス。ベシクタシュでのミスも世界中で拡散されるようになるなど受難の時を過ごしているが、26歳のドイツ人GKはリバプール復帰への思いは失っていない。
「ローン契約は今季終了まで。その後のことはどうなるか見てみよう。リバプールに戻るか、イングランドのどこかへ行くか、ドイツのどこかへ行くか。どうなるかは誰にも分からない。今はここでの時間を楽しんでいる。もちろん、イングランドでプレーする時のほうがよりスポットライトを浴びることになるけど、ここも良いクラブだよ。いくつかの問題もあるけどね。ここに来たばかりの昨季もイージーな時ばかりではなかったけど、総じて見れば良いシーズンだった。プレミアリーグは最高のリーグでもちろん今でも関心を持っているし、僕はまだリバプールと契約が残っている。たぶん僕はリバプールでもう一度プレーするだろう。誰にも知る由もないけどね」
カリウスはこのように語っている。「今はまだなんとも言えない」と来季以降の去就は不透明だとしたうえで、リバプールでもう一度プレーするという希望も持ち続けているようだ。CLでのミスでバッシングを浴びたことについても「もう随分と前のこと。これ以上は考えないようにしている」と気持ちを切り替えている。
ベシクタシュ移籍時に「GKとして僕はまだ若い」と語っていたカリウス。トルコで自信を取り戻し、再びビッグクラブでプレーするチャンスを得られるか。
(FOOTBALL ZONE編集部)