マンU指揮官ファン・ハールの「惨敗トップ10」を英紙が選出 ワースト1位は香川の…

CL敗退の悲劇につながる致命傷となった一戦もランクイン

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節ヴォルフスブルク戦で2-3と敗れ、2年ぶりに挑んだ欧州最高峰の舞台で決勝トーナメント進出を逃した。そのため、現地では様々な敗因が分析され、指揮官独特の戦術面に加え、成果の部分でも大きな批判にさらされている。

 英地元紙「テレグラフ」は、赤い悪魔で就任2年目を戦っているオランダ人指揮官の「惨敗トップ10」を特集。残念ながら、ドルトムントの日本代表MF香川真司のユナイテッド最終戦がワースト1位に選出されている。

 まず10位は、スコアレスドローに終わった8月23日の今季リーグ第3節のニューカッスル戦。「安全第一というファン・ハールの戦術が、ユナイテッドファンの忍耐力を試す最初の兆候」と、寸評ではオランダ人のボールロストを極端に嫌う戦術は「安全第一」と皮肉られている。

 今季下位に低迷するニューカッスルはレスターに3失点、クリスタルパレスに5失点、マンチェスター・シティに6失点と守備が崩壊しているが、ユナイテッドはゴールを奪えなかった。

 続いて9位は、11月25日の今季CL第5節の本拠地PSV戦。スコアレスドローに終わり、結果的にこれがグループステージ敗退の致命傷となった。

 「オールド・トラッフォードの空気は危険なほど臨界点に近づいた。PSV相手の惨めなパフォーマンスで、CL決勝トーナメント進出というクラブの願いは深刻な危険に瀕した」と一刀両断されている。この試合では主将が槍玉に上がった。「ウェイン・ルーニーは怒りの避雷針となった。チームでの立ち位置に新たな疑問符が浮上した」と、寸評では不振のエースに対する不満も立ち込めたと指摘されている。

 

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