ネイマールは“ファンの心”を取り戻せるか 同胞記者が見解「どれほど不満を持っているか…」
古巣バルサへの移籍騒動の末にPSG残留 「ファンは簡単に忘れられない」
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、今夏の移籍市場でバルセロナ復帰が噂されるも、結果的に残留したことで厳しい視線に晒されている。果たして、ネイマールは再びファンの心をつかむことができるのだろうか。サントス時代からネイマールを知るブラジル人のナタリー・ゲドラ記者は、サッカーの技術は本物としながらも、プロサッカー選手としては“難あり”と述べ、「ウルトラスからの信頼を取り戻すことはない」との見解を示している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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今夏の移籍市場でPSGからの退団を希望していることが判明したネイマール。最終的にそれが実現することはなかったが、そうした騒動がサポーターの反感を買ってしまい、ブーイングを浴びせられるだけでなく、批判的な横断幕が掲げられるなど、風当たりが強まっている。
チームに戻ったネイマールは、PSGのユニフォームを着て126日ぶりに臨んだリーグ・アン第5節ストラスブール戦で、後半アディショナルタイムに鮮やかなオーバーヘッド弾を叩き込み1-0の勝利に大きく貢献。すると続く第6節リヨン戦でも、後半42分に土壇場の決勝ゴールを決めてチームを1-0の勝利に導いた。
ただ、米スポーツ専門局「ESPN」のジャーナリストであるゲドラ記者は、フランスにいる限りどこに行ってもネイマールに敵意を抱く人はいるとし、同選手はそれに慣れなければならないと考えているようだ。「スカイ・スポーツ」の番組「サンデー・サプリメント」で、同記者は次のように語っている。
「彼は今シーズン、たとえ(本拠地の)パルク・デ・プランスでの試合であっても、常にアウェーの状態でプレーすることになると分かっている。現時点で大半のファンが彼を好きではない。なぜなら、ファンにとって最も重要なことはチームを応援することであり、ネイマールではないから。
ストラスブール戦の最中にネイマールが受けた“歓迎”は、ウルトラスがどれほどネイマールに対して不満を持っているかの表れ。おそらくシーズン中に、“一般”のPSGファンの心を取り戻すことはできるかもしれないが、ウルトラスは無理だろう。彼がPSG退団を望んでいたのは明確で、あるインタビューでは選手としての最も良い瞬間に、PSGに勝利した時のバルセロナのロッカールームを挙げていた。ファンはこのようなことを簡単に忘れることはないだろう」