「今はまったく関係ない」 南野、U-19アジア選手権敗戦の“悲劇の地”でリベンジへ

MF南野拓実はパラグアイ戦に続いて得点なるか【写真:Football ZONE web】
MF南野拓実はパラグアイ戦に続いて得点なるか【写真:Football ZONE web】

5年前、ミャンマーで行われたU-19アジア選手権で北朝鮮に敗戦も「新しい気持ち」

 日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)が“ミャンマーの悲劇”を気に留めず、新たな気持ちで挑戦する。日本代表は9日、試合会場のトゥウンナ・スタジアムでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(10日)に向けた公式練習を行った。土砂降りの雨のなか、冒頭15分を公開して調整。ゴールが期待される南野は、5年前に敗れたU-19アジア選手権の開催地ミャンマーで“リベンジ”を期する。

 ミャンマー合宿の初日から3日連続で雨となったヤンゴン。試合前日のこの日は練習開始から終了まで土砂降りのなか、試合会場のピッチで約1時間練習を行った。W杯予選の初戦はFIFAランク135位のミャンマー。当日もスコールなど、悪天候が予想される敵地で、南野は5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)に続くゴールを目指す。

「初日の練習のピッチは特に今までプロになってからは経験したことのないようなピッチだったけど、アジアのアウェーで戦うというのはそういうことも起こり得る。言い訳にせず勝ち点をとって帰りたいと思います」

 森保ジャパンでMF中島翔哉(ポルト)、MF堂安律(PSV)らと中軸を担ってきた南野。ミャンマーの地は2014年10月以来5年ぶりだ。U-20W杯出場権が懸かったU-19アジア選手権でエースとして出場した南野は4試合4得点の活躍。だが、準々決勝・北朝鮮戦でPK戦までもつれるも、自身が決め切れずに敗れてしまい、U-20W杯切符を獲得できなかった。悔しい思いをしたミャンマーの地だが、当時はネピドー、今回はヤンゴンと都市は違う。南野自身も「関係ない」と言い切った。

「あの時の気持ちは今はまったく関係ないかな、自分には。場所も違うし。明日は新しい気持ちでプレーしたい。今は本当、別の国みたい。関係なくプレーする気持ちで頑張ります」

 過去にはとらわれず、日本代表の一員として戦うことを誓った背番号9。対戦相手のミャンマーは“未知数”だが、南野の得点が必要になるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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