数値が示す退屈なマンUの姿 批判を受けるファン・ハールの引き際の美学とは?

攻撃面での消極化が数値で明らかに

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、クラブにおいて求心力が低下した場合は、自ら指揮官を辞する姿勢を示した。英地元紙「テレグラフ」が報じている。

 マンUは現在、首位マンチェスター・シティに勝ち点1差の3位に位置している。一方で、その堅実で無難な守備的戦術により、サポーターは不満を募らせ、クラブOBや解説者からは批判が寄せられてきた。

 今季リーグ戦第14節までのマンUの攻撃面での数値を見ると、シュート総数が146本、枠内シュート総数が53本、総得点数が20となっている。このデータを過去の第14節消化時点のものと比較すると、2012-13シーズンのサー・アレックス・ファーガソン時代は、シュート総数229本、枠内シュート総数84本、総得点数33となっている。

 さらに、わずか1年未満で解任されることとなった2013-14シーズンのデイビット・モイーズ政権時は、シュート総数185本、枠内シュート総数68本、総得点数22となっており、今季は「失墜のシーズン」と呼ばれた2年前をも下回る数値となっている。

 

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