日本代表の“ハーモニー弾”に海外驚愕 南米無力化の美連係を絶賛「日本はオーケストラ」

前半30分に追加点を奪ったMF南野拓実【写真:高橋学】
前半30分に追加点を奪ったMF南野拓実【写真:高橋学】

大迫の先制弾に続き南野がゴール、日本の2点目に海外メディアが注目

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップでパラグアイ代表と対戦し、1-0とリードして迎えた前半30分にMF南野拓実(ザルツブルク)が追加点を奪った。複数人のイメージが見事に共鳴し、南米勢を無力化した一撃を「日本はオーケストラ」と海外メディアが絶賛している。

 試合は前半23分、左サイドを崩してDF長友佑都(ガラタサライ)のクロスからFW大迫勇也(ブレーメン)が合わせて先制。その後も日本が優勢に試合を進めるなか、同30分に日本が会場を騒然とさせる崩しを見せた。

 追加点のシーンで起点となったのは、「背番号10」のMF中島翔哉(ポルト)。バイタルエリアでボールを持ってタメを作ると、右サイドハーフに入ったMF堂安律(PSV)が中央を狙う動きを見せて相手をひきつけ、ぽっかりと空いた右サイドのスペースに右サイドバックのDF酒井宏樹(マルセイユ)が駆け上がった。

 教科書のような動きでスペースを作り出すと、中島が右サイドへパス。酒井がダイレクトで中央に折り返し、巧みな動きでフリーとなっていた南野が難なく押し込んだ。

 この一撃を速報したのが米スポーツ局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターだ。「パラグアイは苦しんでいる」と日本の2点目を伝えた一方、同局アルゼンチン版の記事では数人が絡んで流れるように崩したゴールに言及。「完璧」と称えつつ、「日本はオーケストラ」と賛辞を送っている。日本の流麗なゴールは特大のインパクトを与えたようだ。

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