マンU監督、不発の“7番”サンチェスのインテル移籍に言及 「出ていく必要があった」
ルカクとともに今夏2人のFWが離脱も…スールシャール監督は現有戦力を信頼
チリ代表FWアレクシス・サンチェスが、マンチェスター・ユナイテッドからインテルに期限付き移籍することが現地時間29日に正式発表された。ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、サンチェスについて「出ていく必要があった」と話している。英紙「ザ・ガーディアン」が報じた。
サンチェスは2018年1月に、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードでアーセナルから加入した。だが、クラブ伝統のエースナンバーである“7番”を背負ったものの、バルセロナやアーセナル時代のような輝きを放てず、インテルへの期限付き移籍が発表された。
ユナイテッドは今夏、過去2シーズンでチーム最多得点をマークしていたベルギー代表FWロメル・ルカクも、サンチェスと同じインテルに移籍している。実績のある2人のストライカーが一気に抜ける形となったが、残るフランス代表FWアンソニー・マルシアル、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード、U-18イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドらへのスールシャール監督の信頼は厚く、不安はないようだ。
スールシャール監督は、「アンソニー、マーカス、メイソンが我々のセンターフォワードになってくれると信じている。それに、我々にはチョンギー(タヒス・チョンの愛称)、ダン・ジェームズ、(アンドレアス・)ペレイラらウインガーもいる。とても多くの選択肢があるんだ」と述べ、「選手たちにとって、プレッシャーと責任を感じ、より逞しくなり、そして、5試合連続でプレーしなければならないことを理解すべき時が来たと思う。フィットネススタッフ、メディカルスタッフを信頼しているし、プレーシーズンで精神的にもフィジカル的にも、もっと準備ができていると確信している。なので、それこそが我々の若手選手らの次のステップだ」と続けた。
サンチェスの移籍に関しては、「アレクシスは出ていく必要があった。我々は今、彼がここに来て18カ月が経つことを知っているが、あまり結果が出せていない。彼にとっては再出発し、安定して試合でプレーし、ゴールを決められるようになることが、最終的にはみんなにとって有益なものとなる」と語っている。
果たしてサンチェスは、新天地でレギュラーの座を勝ち取ることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)