マンCに500億円のチャイナマネーが流入 メッシ&ペップのW獲得に前進か

英紙報道 破格の待遇を用意し野望実現へ

 マンチェスター・シティがバルセロナのFWリオネル・メッシ、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督の引き抜きという夢の実現に向けて、大きな後ろ盾を得た。中国のメディア投資ファンド「チャイナ・メディア・キャピタル」をはじめとする中国企業グループが、2億6500万ポンド(約500億円)を出資し、シティやJリーグの横浜F・マリノスを傘下に持つ「シティ・フットボール・グループ」の株式の約13%を取得。英地元紙「デイリー・ミラー」は、これにプレミアリーグの巨額なテレビ放映権料なども含め、莫大な資金力を誇るシティが2人のスーパースター獲得に近づくのではと報じている。

 「ミラー」紙では「ペップ獲得の夢、実現へ」と題して、このトピックを紹介。今季限りで契約満了を迎えるペップことグアルディオラ監督の周囲ではシティの監督就任報道が過熱しており、すでに合意済みとも噂されている。バイエルン側も引き留めのため、監督としては史上最高額となる年俸32億円を準備しているとのレポートもあり、その去就が世間を大きく賑わせている。

 また、プレミアでの絶対的な地位を確立すべく、シティは世界最高の選手の獲得にも躍起になっている。2015年のバロンドール最終候補3名にも選ばれ、歴代最多となる5度目の「世界一」の称号が目前となっているメッシの獲得へ本腰を入れている。年俸74億円、移籍金として222億円という破格の待遇を用意し、すでに交渉が始まっているとも言われている。

 一昨季のプレミア王者は、サッカー界でもその存在感を急激に高めている「チャイナマネー」に支えられ、衝撃のビッグディールを成功させようと目論んでいる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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