アトレティコFWフェリックス、圧巻3人抜きドリブルに称賛 「誰もいないかのように疾走」
開幕戦ヘタフェ戦に先発出場 後半10分に驚異の突破からPK奪取
アトレティコ・マドリードは現地時間18日、リーガ・エスパニョーラ開幕戦でヘタフェと対戦し、1-0と勝利を収めた。2013-14シーズン以来となるリーグ制覇に向けて好スタートを切ったなか、新加入のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが見せた圧巻のドリブル突破が反響を呼んでいる。
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19歳のフェリックスは昨年8月、ベンフィカでプロデビュー。ポルトガル1部で15得点といきなりの大ブレークを見せ、今夏1億2600万ユーロ(約153億円)という歴代3位の高額移籍金でアトレチコへ渡った。プレシーズンでもその高評価に違わぬ活躍を見せていたフェリックスは、開幕戦から先発出場。1-0で迎えた後半10分に美技を魅せる。
自陣右サイドでボールを持ったフェリックスは、立ちはだかった1人目の相手を股抜きで無力化すると、寄せてきた2人目も振り切り、敵陣深くへと侵入。追いすがる3人目のDFと並走しながらペナルティーエリア内にドリブルで突き進むと、最後は横からのタックルを受けてPKを獲得した。
背番号「7」の前任者であるフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)に勝るとも劣らない衝撃的なパフォーマンスに称賛が集まるなか、英メディア「スポーツ・バイブル」は「フェリックスはアトレティコでの公式戦デビューでヘタフェDF3人を屈服させる」と伝え、「あたかも誰もいないかのように疾走した」とその様子を表現。さらに次のように称賛している。
「ハイレベルなスキル、スピードとバランス感覚を披露し、ペナルティーエリアに向かって突き進んだ。最後の1人となったDFはファウルでしか止めることができず、これ以上ないほど恥をかかされることになった」
残念ながらPKはスペイン代表FWアルバロ・モラタが失敗し、フェリックス自身は後半21分に負傷交代となったが、66分間の出場で残したインパクトは計り知れない。負傷が軽度に終わり、さらなる爆発を見せてくれることを期待したい。