チャンピオンシップ準決勝G大阪戦必勝へ レッズが恒例の前日練習メニューを異例の”封印”

ハーフコートゲームは行わず、心を整える

 Jリーグチャンピオンシップの準決勝ガンバ大阪戦に向けて、浦和レッズは27日、試合前日練習で恒例のミニゲームを封印。前日のトレーニングを、異例となる負荷の低い調整メニューで締めくくった。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は前日の記者会見で、「昨日(26日)に非常に良いトレーニングができていた。選手たちにはそのイメージを残してほしかった」と、その理由を明かした。

 紅白戦を中心にトレーニングを組み立てるペトロヴィッチ監督は、試合前日もハーフコートのゲームを行うことが恒例だった。しかし、この日はロングボールのフィーリングなどを確かめた後は、スプリントなど筋肉に刺激を入れるメニューを軽く行ったのみ。全体でも30分程度のトレーニングで終えた。主力MFの宇賀神友弥は、「自分たちの疲労や(22日の)神戸戦のゲームを見て、監督が判断してくれたこと。それを試合で自分たちが見せなければいけない」と話した。

 どのチームも蓄積疲労が色濃い11月末だけに、ペトロヴィッチ監督は恒例のハーフコートゲームを封印。肉体的な部分よりも、精神的な部分での準備を優先させた。浦和イレブンはメンタル面を整理することに重きを置き、打倒ガンバに臨むことになる。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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