数字が示す「ポグバ補強の必要性」 レアル“中盤トリオ”を攻守で凌駕とスペイン紙分析

マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポグバ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポグバ【写真:Getty Images】

昨季の欧州5大リーグで15得点10アシスト以上を記録した唯一のMF

 マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバは今夏に移籍を希望していると言われ、レアル・マドリードのトップターゲットだと伝えられている。スペイン紙「マルカ」も、「なぜレアル・マドリードがポグバを必要としているのか数字が示している」と特集し、ポグバは“白い巨人”が補強すべき存在だと主張している。

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 ユナイテッドは昨季、プレミアリーグ6位に終わるなど低迷した。しかし、そのなかでもポグバ個人の活躍は目を見張るものがあった。記事ではポグバと、レアルの中盤でプレーするクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロース、ブラジル代表MFカゼミーロの3人のスタッツを比較している。

 ポグバは昨季、公式戦全体で47試合に出場して16得点11アシストをマークした。不振のチームのなかにあっても存在感を示した。これに対してレアルの3選手はモドリッチが46試合で4得点8アシスト、クロースが43試合で1得点6アシスト、カゼミーロが4得点0アシストだった。得点数の合計は3人合わせてもポグバ1人に及ばなかった。

 シュート数で見てもポグバは計60本を放っているのに対して、レアルの3選手は合計で45本。システムや戦術の違いはあれど、攻撃面でポグバほど驚異となれるMFがレアルにはいなかったことになる。

 さらに、守備面でもポグバの貢献度の高さは数字として表れている。相手からボールを奪い返したプレーの数で4選手を比較すると、ポグバが計287回でトップ。守備的な特徴を持つカゼミーロが278回で次点となり、クロースが268回、モドリッチが222回だった。

「AS」紙は、ポグバが欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)のなかで15得点10アシスト以上を記録した唯一のMFだと紹介している。攻守に孤軍奮闘して文句なしのスタッツを残した。それがまさに、レアルに必要な選手であることを示していると指摘している。

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