PSG監督、ネイマール残留を熱望 移籍希望のエースは「プランに含まれている」と主張
トゥヘル監督は「すべての監督がネイマールのような選手を欲しがる」と言及
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールの状況は、日を追うごとに複雑になっている。彼のチームメートであるイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、移籍を希望して不満を抱えた選手を留めておくべきではないと主張したが、PSGのトーマス・トゥヘル監督の考えは違うようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が状況をまとめている。
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バルセロナから2年前にPSGへ移籍したネイマールだが、今夏、彼は古巣に戻るのではないかと報じられている。また、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長も、「私たちは彼がPSGを去りたいことを知っている。だが、同時にPSGが彼を手放したくないことも知っている。どうすることもできない」と公に発言した。
しかし、今夏すでに2億ポンド(約264億円)を補強に費やしたクラブに金銭的な余裕はなく、現金で買い取ることは不可能だ。そこでブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、フランス代表DFサミュエル・ウムティティらを交渉のカードに使い、現金+選手の条件でネイマールの買い戻しを目指した。
PSGのレオナルドSDは、「適正なオファーがあれば放出を認める」としたが、トゥヘル監督は、移籍を希望しているネイマールを留めておきたいようだ。
「すべての監督が、チームにネイマールのような選手を欲しがるだろう。私もそうだ。彼は私たちの選手であり、私は状況を落ち着いて見ている。私たちのプランにはネイマールが含まれている。サッカーでは、常に1日1日のことを考えなければいけない。そして未来のプランには、ネイマールを指導することも含まれている」
さらに、選手が移籍を希望しているならクラブは手放すべきだと主張するヴェッラッティも、「彼がクラブを去りたいと言ったのを聞いていない。彼がクラブになんて伝えたかは知らないけれどね。でも個人的にはもちろん、彼に残ってほしい」と話している。
現在、足首の負傷のリハビリのため、チームとは別メニューで調整を続けているネイマール。トゥヘル監督やヴェッラッティの希望通り、このまま新シーズンもフランスでプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)