セルティックと契約した7月29日に合わせ、CL公式SNSが06-07シーズンの一撃に注目

　元日本代表MF中村俊輔は、今夏にジュビロ磐田から横浜FCへの移籍を決断し、自身初のJ2リーグに臨む。41歳となった今なお成長を求めるレフティーに、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）公式SNSも敬意を表すように、スコットランド1部セルティックと契約した「7月29日」に合わせ、CLでの伝説のFK動画とともに、「FKスペシャリスト」と称えた。

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　中村は2002年に横浜F・マリノスからイタリア1部レッジーナへ移籍。3年間のプレーを経て、05年7月29日にスコットランド1部セルティックと契約した。加入初年度にリーグと国内カップの2冠を達成すると、翌シーズンにはCLに自身初出場。リーグ戦でも連覇とともに年間最優秀選手にも選出されるなど、在籍4年間でレジェンドと認められる活躍を披露した。

　CL公式ツイッターは7月29日、「FKスペシャリスト・中村俊輔が2005年の今日、セルティックに加入した」と投稿。併せて展開した1本の動画は、06-07シーズンのCLグループステージ初戦マンチェスター・ユナイテッド（2-3）戦で歴史に名を刻んだワンシーンだ。

　ペナルティーアークやや右でFKを獲得したセルティックは、中村がキッカーを担当。左足を振り抜いた一撃は、ユナイテッドが6人を並べて形成した壁の上ギリギリを通過すると、急激に落ちてゴールへ。対峙した元オランダ代表GKエトウィン・ファン・デル・サルが一歩も動けぬまま、鮮やかにネットを揺らした。

　CL公式ツイッターとインスタグラムには、海外ファンからも「これぞ中村俊輔！」「歴代ベストFKキッカー」「レジェンド」「ゴラッソ」と改めて称賛の声が上がっている。

　06年11月21日に行われたCLグループステージ第5節ユナイテッド戦（1-0）の決勝FK弾と合わせて、CLでの2発は“伝説のFK”として今もなお日本、そして海外で語り継がれている。