上位に勝てないミラン ユベントス戦で「またも試験に落第した」と伊メディア

順位通りの実力

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、21日のユベントス戦で0-1と敗れた。これにより、今季のリーグ成績は6勝2分5敗となり、勝ち点20で7位になった。なんとか白星が一つ先行している状況だ。だが、敗れた相手から分かることがあると、イタリアのサッカー情報サイト「トゥットメルカート・ウェブ」が分析している。

「ミランはクオリティーがまだ高まっていないことをあらためて示した。ユベントスとのゲームは成熟度と、クオリティーを試される機会だったが、またもその試験に落第した」

 記事では、こうした書き出しでミランのチーム力が高まっていないと批判した。上位との直接対決に敗れ続けていることが「ミランを失望続きのチームと印象付けている」という。

 今季の5敗の対戦相手は、フィオレンティーナ、インテル、ジェノア、ナポリ、ユベントスだ。13位のジェノアこそ例外だが、他の4チームは、全て順位表でミランより上にいるチームだ。上位との直接対決で勝利した相手は、サッスオーロのみ。この時も相手に退場者が出る展開だった。ラツィオとの一戦に勝利したゲームが、唯一の名門対決での勝ち点3だ。ローマとの対戦はまだ巡ってきていないが、「ビッグクラブとの対戦に勝利するだけのクオリティーがない」という同記事の指摘は結果から明らかになっている。

 

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