“ペップ・シティ”は成熟期に突入? 最低限の補強、今後の獲得は「0人か1人か1.5人」
グアルディオラ監督、補強の話題で明言せず「今のチームで満足している」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は26日、「EURO JAPAN CUP 2019」の横浜F・マリノス戦(27日)に向けた前日会見に臨んだ。海外メディアの記者からは選手補強に関する話題を振られ、「(新戦力は)いたとしても多くはない」と語った。
シティは今オフ、アトレチコ・マドリードのスペイン代表MFロドリをクラブ史上最高額の6280万ポンド(約85億円)で獲得。中盤に厚みを加えたが、その他にもPSVから買い戻したDFアンヘリーノなど、補強は最低限にとどまっている。
会見では外国人記者から、そうした補強に関する話題が飛び出した。プレミアリーグ開幕まで2週間に迫るなかでニューフェイス獲得はあるのか、と聞かれたペップは「今のチームで満足している。(新戦力が)いたとしても多くはない。0人か、1人か、1.5人だろう」と明言は避けた。
同じ記者からはバルセロナ時代の教え子で、今夏にパリ・サンジェルマンを退団したブラジル代表DFダニエウ・アウベスの獲得について言及があったが、「素晴らしい選手だということは理解している」と語るにとどめた。また、逆にバイエルン・ミュンヘンへの移籍の噂が絶えないドイツ代表MFレロイ・サネに関しても質問があったが、やはり深くは言及しなかった。
昨季はプレミアリーグ連覇だけでなく、カップ戦を含めた国内三冠を成し遂げるなど盤石の体制を築き上げているペップ・シティ。今季はさらなる成熟のフェーズに入ったのか、指揮官は大型補強を望んでいる様子はなさそうだった。
(石川 遼 / Ryo Ishikawa)
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