【奥寺康彦が直撃!】第1回|長谷部誠が明かす、海外で信頼をつかむための「コミュニケーション術」

「練習で削られても、やり返していた」

 38年前、ドイツに渡って9シーズン活躍した“海外組のパイオニア”奥寺康彦と、昨シーズンのブンデスリーガでキャリア最多となる33試合出場を果たした“日本のキャプテン”長谷部誠が対談。「共通点が多い」という2人の話は多岐に渡った。

 3回に分けてお届けする対談の第1回は、海外でプレーし、結果を残すために重要なチームメイトたちとのコミュニケーション術について。長年ドイツで戦ってきた2人は、どのようにして信頼をつかんできたのだろうか。

■関連記事 >>> 【第2回】 【第3回】

 
 ◇    ◇    ◇

――ドイツに来たばかりの頃については覚えていますか?

奥寺 何もわからない状況で来て、大変だったな。しかも、僕が到着した1ヵ月後には家族が来ることになっていたから、そのために家を探し、家具を買いに回って。最初はドイツ語も話せなかったから、語学学校にも行かないといけなかったし。もちろん、練習にも行かないといけない。不安みたいなものはなかったけど、やらなければいけないことが一気に来た感じで、落ち着かなくて、ストレスが溜まったことを覚えてるよ。

長谷部 僕の時はインターネットも、日本食も手に入る環境が少なからずありました。僕も正直、大変ではありましたけど、奥寺さんの時とは比べものにならない気がしますね。

奥寺 あの頃は(家庭用の)ビデオもなかったんだから(笑)。そう考えると、すごい昔だよね。

長谷部 ご家族と連絡をする時はどうしていたのですか?

奥寺 もちろん、携帯電話はなかったから、ホテルから電話をかけたりしていたよ。

――長谷部選手は、インターネットの開通までにかなり難儀したとか。

長谷部 (業者に)お願いしても「明日、工事をしに行くから」と言われるんだけど、全然来ない(笑)。来てくれたのは2、3ヵ月後でした。でも、奥寺さんや高原(直泰)さんの活躍もあって、僕はドイツについて多少なりとも分かってから行ったので、奥寺さんの時と比べれば苦労は少なかったと思います。

――奥寺さんは、移籍が決まる前に他の日本人選手と一緒に練習参加をされていたんですよね?

奥寺 5人が参加したんだけど、なぜか僕だけが1軍のメンバーと一緒に加わるように言われて。僕にばかりパスが来たんだ。監督からそういう指示があったのかもしれないね。

――日本人選手がヨーロッパに移籍すると、初めのうちはなかなかパスを出してもらえないこともあるそうですが?

長谷部 僕の時にも、「日本人にサッカーできるのか?」というような雰囲気はあったと思います。

奥寺 まだあった?

長谷部 ありました。最初の練習から、ボールと関係ないところで自分のライバルとなる選手に、削られたこともありました。でも、そこでやり返さなければダメだと感じて、やり返していました。その中で、少しずつ、認めてもらっていったのかなと感じます。

 

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